石版画ともいわれ、平版画の代表です◉
版面に油性分を含んだ描画材でイメージを描き、そこに科学的な処理を行い、
と描いた部分にのみ刷りたいインクが付き、紙に刷るというもので、水と油の反発生を利用した版種です。
見た目版面にでこぼこはありませんし、
この科学的処理というのがあるため、
版画の技法の中ではその方法が最もわかりにくいと思います。
版には石灰石が元々使われてましたが、石が貴重な事と軽くて便利なアルミ版が主です。
石灰石を使う時には石を磨かなくてはいけません!
左:金剛砂(金属粉の粒の大きさを徐々に強い小さくながら磨く)
中央:石同士でも良いですかこういった道具を使う事もあります。
鉄板部分を石に当てて取っ手を回しながら磨きます。
右に写ってるのが石灰石です。
描画材料
右からリトペンシルNo1~5、番号の若い方が柔らかい。と手前ダーマトグラフ。
リトクレヨンNo1~5、
左-解き墨:リトペンと同様、墨と油性分・脂肪分を含んだ描画材料。
製版や刷りに必要な材料
手前:アラビアゴム固形(これを水に溶かして使う。左がその液状。製版や版の保存、描画時のマスキング効果もある)
右からセルローススポンジ(植物繊維で版版面を水でふいたり、アラビアゴムを塗る時に使う)
タルク:描画部分を酸から守る
左奥-チンクタール:製版時に使う
製版用ローラー:裏皮が使われてる。と
製版インク:印刷インクと違い、乾きにくいので保存にも使う。
手前は手皮:ローラーの滑りが良いように持つもの。
平版用ゴムローラー:刷りの時にインクをこれにつけて版の上を転がしながらインクをのせる。
手前はインクの練ったり、のばすための台。
こういう小さなものも使えます。
インク:リトグラフでよく使われる油性インク
平版用プレス機:スクレーパーと呼ばれる(最近は樹脂のもが多い)のようなもの垂直に圧力をかけ、
水平に移動させて刷るもの。シリンダーは下に一つ
右側に立てかけてある乳白色のものはチンパン:版、紙、あて紙、チンパンとのせて圧力掛ける時に
スクレーパーの滑りを良くする。