2008年9月30日火曜日

マチエール技法

◇木版の技法紹介◇
板にジェッソ木工用ボンド輪ゴムエナメル線などでイメージを作り、<これが版になります>
油性インクでプレス機を通して刷ります。
↓版にインクをのせてます

見当に合わせて紙を置く

↓版から紙をめくる瞬間がドキドキします☆


@3F木版工房。

2008年9月29日月曜日

2つの展覧会案内

今日は2つの展覧会をアップします。

日光岳志 展

2008年9月29日(月)〜10月11日(土)
   11時〜21時(〜17時/最終日)
日祝日は休み

石田大成社IBC
京都中京区丸太町通小川西入ルITPクリエイターズビル2階 カフェブランチ内

http://www.net-k.co.jp/cafe_branch/

日光さんは版画コース14期の卒業生です。





5/7展〜ハナウタメイキ〜 キホン3

藤本 幸子 石榑 菜美 久保 香織 
おおいし ゆみ子 西口 春香/ちと

2008年10月1日(水)〜10月6日(月)
pm12:00〜pm8:00
最終日はpm5:00まで

場所:イロリ村[89]画廊
大阪市北区中崎1丁目4−15
TEL:06-6376-0593

http://hwm3.gyao.ne.jp/kihon3/

藤本さんは版画コースの3回生です。

プレゼン合評

後期第一回目の合評会がありました。

4回生はいよいよ卒業制作に取り掛かります。今日の合評はいつもとは違い、卒業制作プランのプレゼンをしました。色んなアイデアが出てました。これからその実現のための試作をしたり、アイデアを詰めていきます。

2008年9月28日日曜日

*秋のオープンキャンパス終了*

3回目となったオープンキャンパス。
もうすぐ公募推薦が始まりますのでギリギリまでどのコースにするか迷っている高校3年生、余裕のある2年生1年生が来てくれました!
ハンガコースではシルクスクリーン銅版画の体験ワークショップをしてました。その他、在学生の作品展示をじっくり観たり、個別相談会で先生とゆっくりお話ができた方もいらっしゃいました。
今年度は今日が最後となってしまいましたが来年度、ゼヒ!いらして下さい!それからご興味のある方はいつでも遊びに来て下さいね。

↓↓今回仲間入りしたNEWポスター
元デザインは4回生の作品。一目でわかる「はんがまんが」
@対峰館2F3F二まだ貼ってあります!みてみて下さい!



↓今回仲間入りしたNEW Tシャツ
どこかで聞いたよーな・・・NO HANGA,NO LIFE.

2008年9月26日金曜日

*共同作業*

以前にも紹介したことがありますが大きなサイズの作品の時は一人だとなかなか難しい時もあるので、お互い協力し合って制作します。
シルクスクリーンで使うスキージーを3点で持つと力の入り方も均一になりやすいので数人で作業を行います。
個展前の大学院生。色んなものに刷れるシルクスクリーンの特性を活かしてアクリル板イメージをのせてます。モチーフは人体の一部です。

↑セッテング。これをしっかりやらないと版がズレてしまいます。

↑インクをかえして(全面にひく)
いざ!刷ります!

異なるイメージを何度か刷り重ねて1つの作品に仕上がります。
がんばれ!

2008年9月25日木曜日

今年最後の!

9月28日(日)10:00〜16:00
オープンキャンパス開催★今年度はこれがラストです!
この機会をどうぞお見逃しなく!!

ハンガコースではシルクスクリーンでTシャツにオリジナリイメージを刷ったり、
銅版画で蔵書票やチャームを作るなど、ほんの一部ではありますが版画を体験できます。
その他、個別相談会や学生達の作品を多数展示してます。
ハンガってどんなことをするの?と思ってる方、少しでも興味のある方は一度遊びに来て下さいね♧♣

↑ハンガコースのパンフレット
ハガキサイズに施設紹介、教員紹介などなどハンガコース情報が詰め込まれてます。
こちらも是非手に取ってくみて下さい。
@対峰館2F3F

牧野ゼミ

ある日の3回生木版ゼミ。

先生の控え室にて

2008年9月24日水曜日

コラグラフ

各自、作業を進めてます。
↓アルミ板を切り抜きジェッソ(下地等に使うアクリル絵の具)で凹凸を作り版を制作してるところ。

↓色んな版を並べて構図を決めます。

↓まず版にインクを付け、余分なインクは寒冷紗(粗くて硬いガーゼのようなもの)や新聞で拭き取ります。

↓プレス機に通して刷ります。
刷り上がると偶然が重なり予想外のものができることもあります★

2008年9月23日火曜日

池崎義男ワークショップ

二日目の今日は楮を使った和紙と墨のワークショップ。
手作りの枠を使って透かし紙や落水紙(上から水を落として作る。水玉のような模様ができる)、植物などを中に入れ込んだ紙の技法を教えて下さいました。◆透かし紙:土台となる和紙に型を抜いた紙を重ねてゆき何層かでできたもの。


光にすかして見ると一段とキレイ☆
漉いた和紙に楮を挟み込んでます。
❖墨・水墨画
池崎先生は洋紙に水をたっぷり湿らせその上から墨で描いていく手法をなさいました。「たらし込み」と言われる技法の1つです。
乾かない間に刷毛や筆を使って墨と水をコントロールし描画なさいます。時には油(皮脂など)や塩、『気』を使うとのことでした。
一旦乾燥させ、再び描き足す。これを数回繰り返して作品を作られているそうです。


墨が生き物のように動いていく様子がおもしろかったです。
二日間に渡り沢山の話を聞かせて頂きました。池崎先生、ありがとうございました。

2008年9月22日月曜日

池崎義男レクチャー&ワークショップ

今日と明日の二日間に渡って、アートセンターカレッジオブデザイン(アメリカ)の教授である池崎義男先生にお越し頂き、レクチャーとワークショップを開催しています。
池崎先生は和紙と墨を素材にして、平面、立体を展開されている造形作家です。
←池崎義男先生
◆初日はレクチャー。以下のような内容でした。
アメリカで大学、大学院生活を送る。卒業してからもアメリカでいろいろな素材と関わりを持ち、
和紙と墨の魅力に惹かれ竹をモチーフに制作するが、素材収集の難しさに直面する。
もう一度日本でやり直そうと決意し、故郷である北九州に帰国。
職人さんの元で紙漉きについて6年間研究し、後に紙を教える立場となる。
現在では日米を行き来し、作品を発表、展開している。


池崎先生の講義をお聴きしていると、長年アメリカで生活されている中で自分が東洋人であることを自覚していき日本人である喜びに気づいていく、といった印象を受けました。
また、池崎先生は気になった言葉をメモされる習慣を持たれていて、今まで収集されてきた言葉を教えて下さいましたが、素材との関わりを超えて、哲学的な考えも作品に浸透していることが伺えました。

↑持って来て下さった資料をみてます。

↑レクチャーの後半、先生の作品と紙を使った作品など沢山の参考資料を紹介して頂きました。

↑質疑応答中。学生の質問に丁寧に答えて下さいました。
明日はいよいよワークショップです。
和紙の美しさを実感する機会になると思います!またその様子もUPします。
池崎先生のホームページhttp://sandostudio.com/index.html

2008年9月18日木曜日

モノタイプ

モノタイプ:版画の手法の1つで、紙などに直接描画するのではなく、版となる物にインク等で描画したり、様々な素材を使い紙に転写する技法。この方法だと版画の中でも複数枚刷る事ができません。
1つしかできない版画作品をモノタイプと呼びます。
↓アクリル板に直接インクを付けてイメージを作ります。

↓刷る前に紙を湿らせ余分な水分を吸い取ります。

↓プレス機に通して刷り上がりました☆

まず最初は黒インクのみで作品を作ってます。

女性摺師


9月18日(木)の京都新聞夕刊で版画コースの卒業生、平井恭子さん(6期生)の記事が出ました!
平井さんは京都市東山区の工房で10年間、浮世絵木版画の摺師を続けてらっしゃいます。
嵯峨美術短期大学(現・京都嵯峨芸術大)で版画を専攻後、京都精華大学に編入されました。ゼミ教員の紹介で摺師の佐藤景三さんの工房(東山区)にアルバイトで通われました。筆で書いたような作品を作る姿に魅せられたそうです。
左京区のみやこめっせで開催中の「浮世絵木版画作品展」(技術保存団体。の作品展)に平井さんは2点を初出品。
実演コーナーにも参加されるとのこと。会期は21日まで。無料。
記事の詳細は http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008091800102&genre=O1&area=K00 で見れます。

展覧会の案内を2つ


ザ・ニューフェイス展 フロム プリントメイキング
第1集
会期:9/17(wed)---9/27(sat) 会期中無休
11:00〜19:00(最終日〜17:00)
出品者:小暮省吾、辛芝娟(二人は版画コース大学院1年)、
森末由美子、前田侑里、平山さくら
場所:石田大成社ホール
京都市中京区丸太町小川西入ル 株式会社石田大成社3階
地下鉄「丸太町」下車2番出口より徒歩10分
市バス「堀川丸太町」「府庁前」下車ともに徒歩3分
http://www.j-kyoto.ne.jp/ishida_hall/
この展覧会は20代半ばの若い版画家を中心とした作品展です。第2、第3と続きます。



衣川 泰典
I touch as seeing
2008.9.6 Sat - 9.21 Sun
残りわずかですが…是非!
場所:Gallery AO
神戸市中央区山本通り5丁目1-8 阪神元町駅徒歩10分
TEL&FAX 078-341-5399

2008年9月17日水曜日

2回生木版チーム

テンポよく進んでいる様子。
木版にイケージをトレ−スしたり、彫り始めてる学生もチラホラいます。

2008年9月16日火曜日

水なし平版

後期のリトグラフ基礎授業は水なし平版を学びます。
♦水なし平版:金属プレートに感光性のあるシリコンが塗られた版にイメージを感光させる。シリコンと油の反発性を利用してインクを付けてプレス機を通して刷る。インクは大豆を主成分とした物。イメージは写真製版などを基本に手描きもできます。製版から刷りまでの時間がスピーディで刷りや保存が簡単。
↓製版作業のレクチャー中。

↑保護シートを剥がしてます。

↑↓専用のパットに現像液を付けて製版。

2008年9月15日月曜日

後期授業始まりました

今日から各学年、授業がスタートしました。
1回生は、コラグラフ。
※版の土台となる板状の物(版画コースではアルミプレートを使用)の上に凹凸のあるもの、毛糸・ひも・布・落ち葉など、様々な素材を用い、それらにインクをつけて刷り上げる技法。他の技法と違い基本的には1枚づつしか刷れません。
↓初日などで実践を含んだレクチャーの様子。


2回生は、木版もしくはリトグラフをどちらかを選択する授業です。
リトグラフは前期とは異なる技法を学びます。

↑木版の授業の様子。お二人の先生が担当されます。

展覧会のご案内



展覧会のご案内です。
版画コースの先生方が出品されているので必見です!!

■MAXI GRAPHICA/Final Destinations■
■マキシグラフィカ/ファイナル・ディスティネーションズ■

出品アーティスト

安東菜々
池垣タダヒコ
出原司
木村秀樹
田中孝
中路規夫
長尾浩幸
濱田弘明
武蔵篤彦

北野裕之
倉地比沙支
三井田盛一郎
三宅砂織
吉岡俊直
吉田亜世美 

日時  9月17日(水)〜28日(日)
    AM9:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日 月曜日
場所  京都市美術館 1F展示室
入場料 一般200円 学生150円

■シンポジウム 「活動系の版画はいかにして可能か?」 
9月28日 PM13:00-PM15:00
京都市美術館展示会場内、参加料は不要
パネラー:三脇康生(精神医、美術評論)
     中谷至宏(京都市美術館学芸員)


関連展覧会
■「タソガレノビギン」展[MAXI GRAPHICAによる展覧会]■
日時  9月17日(水)〜10月5日(日)
    12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
休館日 月曜日
場所  GALERIE H2O
〒604ー8084  京都市中京区富小路通三条上ル福長町109
tel:075-213-3783 
http://www.eaudesign.com/h2o/
※初日17:00より作家を囲んでのオープニングレセプションを開きます。
 ご多忙とは存じますが、ぜひお越し下さい。

2008年9月10日水曜日

◉紹介されてます◉


ハンガコース非常勤講師の集治千晶先生がtemiruというfree paper 2008.9月号で取り上げられてます。
アトリエの様子やインタビュー、作品紹介などです。
銅版画の手順が写真たっぷりで説明されてます。
この冊子は画廊や美術関連施設等で手に入ると思います。
A5位の冊子です。
ご興味を持たれた方は是非見てみて下さい。
free paperなので、どこなら確実とは言えません。ご了承下さい。

発行・制作:特定非営利活動法人 芸術活動推進プラン・ユノー
住所:〒604-8812京都市中京区壬生相合町58-7
TEL:075-201-6848



次回更新は9/15です。いよいよ後期授業開始です。
後期授業の様子などUPしていきます。

2つの展覧会のご案内


◆1つ目は在校生
-惑星(ほし)のかけら-
奥山 枝里子 展
場所:ぎゃらり かのこ
会期:2008.9/22(mon)---9/27(sat)
12:00から19:30まで(土曜日は16:00まで) 日曜休館
アクセス:近鉄線,地下鉄堺筋線・日本橋駅2番出口より徒歩1分
住所:〒542-0074 
大阪府大阪市中央区千日前1-2-6 
電話: 06-6214-2595   
URL:http://www.ami-kanoko.com/
奥山さんはハンガコースの3回生です。
ご高覧頂けましたら幸いです。






◆2つ目は卒業生
「爪を見ていたら2分たった」
吉田 なるえ
会期:2008.8/28(thu)---10/1(wed)
10:00-16:00(水曜日は14:30まで)
日曜定休日
*鉛筆によるトレース画を展示してます。
場所:喫茶・ランチ ジョイント・ほっと
住所:京都市下京区寺町通四条下ル東側(高橋電気の向かい側)
電話:075-353-2145
吉田さんは13期生です。