2009年6月30日火曜日

表紙になる★゜。*

本の中身を考えつつ、一番外側を作ってます。
外側…表紙の部分です。今回はを使ってます。
そこで、好きな布を持参し裏打ち(作品などの後ろに半紙などの薄い紙を貼り、補強すること)しました。

布を霧吹きで濡らす

刷毛で裏紙となる和紙に糊を塗る

和紙を布の上におき、

刷毛でしわや空気が入らないよう気をつけながら貼付ける。

別の刷毛を使って叩いて密着させる!

板に貼付けて、周りを水張りテープを貼る。
1日程度で乾燥し、布がパシッとハリをもったものとなります★

2009年6月29日月曜日

それぞれの制作-4回生編

4回生有志と教員参加による版画(小作品)作品集
♢♦キノプリント♦♢
作品制作案を中心に、その他の制作についてもゼミとは別の授業が行われてます。
前期は前半後半に分けて2人の先生にみて頂いてます。

後半はトゥーラ モイラネン先生(非常勤)です。
新任の先生で、木版画作品、パステル画、ブックアート、絵本のイラストなどの仕事をなさってます。
よろしくお願いします!

↑紙造形の作品の強度の問題や展示方法を相談中

4回生は特にそれぞれのペースで制作を進めてます。
それに加え、
就職活動教育実習もあって最近、キャッチするのが難しい。。。

展覧会案内

開催中の展覧会!!!
AURELIE PETREL REPETITION

フランス人アーティスト、オレリー・ペレトル(1980)の日本初となる個展は、建物とロケーションの全く異なる京都にある2つの場で同時に開催され、新しい写真の作品群を展示するものです。1つは、丘の上の住宅地にある1795年築の個人宅(Super Window Project&Gallery)、そしてもうひとつは、市内にある元ホームセンターだった建物(MUZZ PROGLAM SPACE)です。作家は、フランスの哲学者、ジル・ドルーズとセレモン・ロセの理論にインスパイアされ、写真によるインスタレーションを制作し、鑑賞者がイメージそのものに入ることで現実、空間、そして認識の体験へと誘います。

2009.6.20-8.16  金-日 13時〜20時(予約により他の日時も可能)

MUZZPROGRAM SPACE
京都市左京区浄土寺馬場町71 HI-NEST BLDG.1階
075-761-0544 www.muzz.tv


SUPER WINDOW PROJECT&GALLERY
京都市北区上賀茂本山385-10
075-204-4098 www.superwindowproject.com

muzzは版画コースの卒業生である池田和正さん、高橋耕平さん<高橋先生は現在版画コースの非常勤講師>、吉岡康介さんと出口尚宏さんによって展覧会などを企画されてます。




明日から!!!
みやじけいこ個展 記憶の地平

6月30日(火)〜7月11日(土)
月曜休廊 12時から19時(7月5日、11日は18時まで)

galerie 16
京都市東山区三条白川橋上ル石泉町394戸川ビル3階
075-751-9238 www.art16.net

みやじけいこさんは、版画コースの非常勤講師です☆



2009年6月28日日曜日

大学での授業はどうでしたか?

京都精華女子高等学校との高大連携授業が行われました!

ここで言う高大連携授業とは、
京都精華大学で京都精華女子高等学校の生徒さんに大学で授業を受けてもらう事で、
今回、版画コースでは銅版画(腐食技法)とピンホールカメラを使った写真の授業を行いました。


1、腐食液を使った技法(エッチング)を体験するので、皮膜<防食材の事でグランドという>を引いた銅版をニードル(針のような道具)で絵を描いている様子です。
<エッチングは細い線や点などの細かい調子が表現できます>


2、みんな頑張って制作をしています!


3、インクを銅版に詰めプレス機に通している様子です!
 どんな作品になるか楽しみです♥


4、刷り上がり!
 とてもうまく刷れました。

5、制作を終えた後、生徒の皆さんと講師、アシスタントを含めて
記念撮影しました!

2009年6月26日金曜日

金属と戦う!!

1回生の教室近くにいくと
「ガンッガンッガンッ!カンカン!キンキン!ゴン!?」
というよーなが聞こえてきます。
何をやってるのでしょう?

工芸の授業、
前半は木材や竹と挌闘してましたが、最近は鉄、銅、アルミなど金属と戦ってます☆

↑金属の板を成形してます。
凹ませたりするのに平らな物や何もない所ではなかなか作業しにくいので、
少し細工した木株(左)やブロックを利用したり、
金巣床(右)といわれる、専用の道具を使ってます。

を使うのもよし
穴にぼうずと呼ばれる道具を取り付けてもよし。


用途に合わせて色んなものを取っ替え引っ替えしながら作ってます。

*ケガしないよーに気を付けて*

京都(岡崎)の展覧会

版画旅行
ここちよいしつらい

2009年6月23日(火)〜7月19日(日)

12:00〜19:00(月曜休み 日曜は17時迄)

<河崎ひろみ マツモト ヨーコ 安井寿磨子 吉原英里>

版画コース非常勤マツモト ヨーコ先生が出品されてるされてます◆

開催中です!
会期も長めなのでゼヒゼヒご覧下さい☆

終わってしまいましたが・・・


ーもうひとつの木版の表情ー
木口木版画 作品展
2009.6.17(水)~23(火)
松坂屋 静岡 本館6F美術画廊
牧野浩紀先生(特任)、二階武宏先生(非常勤)が出品されてたグループ展がありました。
会期中にブログにUPできませんでした。
残念。。。そしてすみません。
紹介だけさせて頂きます。

2009年6月25日木曜日

光がブーム?

先日の大学院生の合評会での作品をご紹介します。

大きく引き伸す前で、ポジフィルムを見るのにライトボックスを使ってます。
奥はポラロイド写真。ここから何がチョイスされるのでしょう。

様々なアクリル板にシルクスクリーン
透け感がありますね。

薄い紙を重ね、ドローイング。メディウムを使ってるようです。
光を利用した観せ方をしてます。透明感を感じます。

シリコンに銅版画。それを窓に展示し、下から光を当ててました。
窓を使ってますが実は外光はあまり考えていなかったそうです。
写真だと逆光でよく見えませんね。

この回の合評会に出てきた作品は光を意識させる物が多く感じれました
次回はどんな作品が観れるのでしょう?

その後、合評での講評も活かし、制作に励む!!

2009年6月24日水曜日

美味しいとこ取り

◇木版リトグラフ◇
のレクチャーが牧野ゼミで行われました。
木版なのにリトグラフ?と思われるかもしれませんね。
どういう事かというと、版は木を使います。
それにソリッドマーカー<強力な油性の性質でクレヨンのようなもので文房具屋さんなどで売ってます>で描画し、手描きの風合いに、プラス、彫刻刀で彫りの要素を加える事ができます。
刷り方はリトグラフの油と水の反発生を利用します。(インクは油性)
プレス機は銅版や木版用を使用
でも、色々注意点があります!

まず描画はソリッドマーカーか解墨を使います。(リトクレヨン・ダーマトグラフは使用できません!)

その後、明晩と膠を溶いた液体を塗ります。コレで版木を油性分に反応する性質に変えます。
次にアラビヤゴム(アラビアゴムノキ等の植物の樹皮の傷口からの分泌物)を塗り時間をおきます

の時には塗ったアラビヤゴムをスポンジで拭き取りインクをローラーで転がす描画部分だけにインクがのります
このとき乾くと描画部分外にもインクが付いてしまうので水分量には気を付けて!

インクが付いたら紙を置いてプレス機でぐるんぐるん回します!

どれどれ、刷りはどうかな?

こんな具合!まずまずの出来ですね♪
1回目の様子を見て2度目の刷にいかしていきます⦿

2009年6月23日火曜日

最も原始的

カメラといえば、いまやコンパクトデジタルカメラもしくは携帯のカメラがポピュラーですが、
ハンガコースでは1回生時にピンホールカメラを学びます。
簡単な構造で、暗箱(中を黒く塗った箱)に針穴(ピンホールー光の通る箇所になる)を取り付け、
箱の中に印画紙(光に反応する紙)を入れ、数秒〜数分場合によっては長時間放置しておくと、
世界が写り込むというものです。
<因にもちろん、白黒写真ですし、撮っただけではネガポジ逆なので、後から反転をしないと皆さんが知ってる写真にはなりません。>
カメラ(箱)作りから画像の現像プリントをおこないます。

針穴の作り方

暗室での現像作業のレクチャーを受け、

現像液・停止液・定着液→水洗の順番に行います。
それぞれ水と薬品の比率が違うのでまちがえないよーにみんな、耳をダンボにして聞いてます!
メモも必須◎

コレ↓はなんでしょう?

暗室から外部屋に繋がっていて、水洗いした写真を外部屋でキャッチできます。
いざ!カメラ制作★☆

光がモレないよーに気を付けて!

あと、暗室といっても真っ暗ではさすがに作業できませんので
セーフティーライトというオレンジ色のライトをつけてます。
でも光の量が足りないので手持ちではこんな風にピンボケてしまいます。。。

いろんなカメラができてますね。

どんな写真が撮れてるのかな〜?

カメラと写真はまた後日紹介したいと思います!

2009年6月22日月曜日

細かい作業となります

木口木版画の授業が始まってます。
木口というのは年輪が見える部分です。
板目に比べるととても硬く彫るにも時間集中力も必要となってきます。
固さを利用して、細い線や点でも表現することができるので繊細緻密な作品が作れます。
版木はサクラやツバキなどの固い木を使います。
授業ではカバの修整材(良い所を寄せ集めたもの)を使用。

先生にどちらの面が適してるかチェックしてもらい、

ニスを塗り、

ペーパーヤスリ磨いてツルツルにします。


この日、先生の版で刷り方のデモが行われました。
うまく刷れた?

担当二階 武宏先生(非常勤)
今年もよろしくお願いします!

2009年6月21日日曜日

OPEN CANPUS 2009

☀おはようございます☀
今日京都精華大学オープンキャンパス2009です!
版画コースでは、全ての工房を開放し、学生作品をたくさん展示してます。
学生スタッフ、教員がハンガコースってどんなところ!?
にお答えします!
皆さん、是非ゼヒ!遊びに来て下さいね!


リトグラフ工房

木版工房

シルクスクリーン工房

銅版工房

紙工房

ブックアート