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2010年3月10日水曜日

刷り終えたあとに

<未公開の授業風景シリーズ>

後期・2回生銅版基礎

銅版だけでなく、他の版種でも考えることですが、

特に紙に水分を含ませて刷った場合
作品を刷り終えると、
紙が水気でふにゃ〜としてしまいます。

そのままでは格好良くないですよね?

そこで必要となるのが ☍水張り☍

刷った直後にまだ水気があればそのまま。
なければもう一度軽く紙を湿らせ、


板に作品を置き

☉水張りテープ☉(片面に糊が付いていて濡らすの糊成分がでてくる紙テープ)で作品の四辺をはる。

すると、
✦乾燥する時に作品がピンッと張ると言う仕組み✦

季節にもよりますが1日程置けば乾燥し、
カッターで作品部分を切り取れば✧OK✧

ただこの方式だと
作品にくっついたテープ部分を更に切り取らないといけなくなってしまうので、
少しでも紙を切らなくても良い方法があるのです!!

それが

✦袋張り✦


テープを貼る時に、
作品に貼る部分の2/3位まであて紙(↑↓広告紙にしてますね)をあてて貼るというもの。


こうすれば最終的に切り去らなくても良い
紙の部分が少なくなります✩

2010年3月8日月曜日

高校生と大学

今日は冷えますね〜☃
あれは2月某日快晴☆
 京都精華大学で高大連携ワークショップを開催◎
版画コースでは銅版画の授業を行いました


1、2年生を対象とした模擬授業。生徒の皆さん緊張した面持ちです。





刷りのデモンストレーション中。
 指導教員は牧野先生



アシスタント(学生)も一生懸命フォローしてます。


プレス機稼働中〜!
 インクを詰めた版と紙に圧力をかけ刷ります。


☆刷り上がりっ☆ 
生徒の皆さん、すばらしい出来映えでした。

     □授業終了□
生徒のみなさん、学生アシスタントのみなさん。お疲れさま!!

2010年1月20日水曜日

凹版といえば

本日は2回生/銅版基礎での合評会の様子と作品をご紹介します。

銅工房にて。
腐蝕技法である
エッチング、アクアチント、ソフトグラウンド、カラー銅版画(4版4色)に取り組みました♣

また、それらの課題を1冊のファイルにまとめました♧


▼作品展示▼

作品サイズは大きくはですが、

1つ1つ丁寧に制作しました。

銅版画では
描画、腐蝕、試し刷り
そしてまた、描画、腐蝕、刷り

という作業を繰り返し一つの作品を完成させていきます。

銅版画の技法や授業の様子は<12/9><11/11><10/26>でどうぞ!!

2009年12月9日水曜日

点の集合は面

2回生/銅版画基礎で行う
アクアチントをご紹介します☝
アクアチント⚐
先表現のエッチングに対して、点の集合によって、繊細な色の濃淡を面的に表現できる 技法。
銅板に面表現したい部分以外をグラウンド(腐食防止剤)を塗り、
松やにを細かくパウダー状にしたもの(これも腐食防止剤)をアクアチントボックスに入れる。

このボックス:
箱の中に松やにの粉を入れ、空圧で粉を舞い上げます
そこに銅板を入れ、落ちてきた粉を版で受け止め均等に振り掛ける

ことができるのです☆

❖機械がなくても松やにの粉を布の袋などに入れて、銅版に振りかけてもOK!

何分このBOXの中に入れて置き、
次は粉を版の一部とするための作業をします。

版の下から熱で松やにを溶かし定着させる。
白い部分が✧松やにパウダー✧が版にただ乗っている状態✦
茶色っぽく見えてる部分は松やにパウダーが溶けた証拠✦


溶けた松やにパウダーが乾燥したら腐蝕する。(腐蝕液の中に銅板を投入)

松やにの粉で作った面には、点と点の間に隙間ができ、そこから剥き出しの銅版が腐蝕され、
サンドペーパーのような面が腐蝕
されます。
濃淡は腐蝕の時間で加減します★

⬆こんな感じ⬆

この作品は一版だけではできてはいません。異なる版を重ねてできてます。
授業では4版4色(黄色、赤、青、黒)の多色刷りに取り組みました✧
また、版はエッチングとアクアチントなどを組み合わせてつくってます。

銅版の多色刷りの場合

4版を一気にインクをのせておき、
順番に(だいたい色の薄い順)
そして一気にに刷り重ねて、
上のような作品になるのです✪✪✪

だから、こんな風に2.3人分の作品だけでも
ドバッとインク待ち・刷り待ちの版が並んじゃいます。

◭まず黄色を刷ったら紙をのけずに
黄色の版と同じ場所に赤の版をおいて、(イメージがズレないよーに)
黄色が刷れた紙をかぶせて、

プレス機を回し、
次は赤から青に変えて、・・・
という感じに同じ行程を4回行うのです✯

「はぁ〜。やっとできたぁ」
完成して嬉しい半分お疲れモードなのでした。。。
10/26-ラインエッチイング>、<11/11-ソフトグラウンド>もどうぞ!

2009年11月11日水曜日

色々な腐蝕法その1

一口に銅版画といっても沢山の技法があります。
今日は2回生・銅版画基礎で行う腐蝕法(銅板を酸で腐蝕させて版を作る方法)を1つご紹介します。

《ソフトグランドエッチング》
ソフトグランド:布目や、葉っぱ等マチエール(材料の事や素材によってつくり出される美術的効果の事)を銅板に転写でき、
鉛筆やボールペンで描いた線を銅版画にできる技法

ウォーマー(インクや銅板を温める機械)で銅板とソフトグランド(柔らかいなグランド(防蝕剤)技法名と一緒でややこしいですね。専用の物です)を暖めローラーで伸ばしひく

冷えて乾燥したら銅版にトレーシングペーパー(薄い半透明の紙)をかぶせ、その上から鉛筆でドローイングします。

できたら腐蝕液(塩化第二鉄)の中へ
そ〜っと入れます。
時間は腐蝕液の状態にもよりますがまず10〜20分位入れておきます。

腐蝕できたらグランドを溶剤で取り除く。

あとはインクをぬって
余分なインクを拭取り
湿らせた紙をおいて

プレス機で刷る!

これはラインエッチングの作品でした。
ゴメンナサイ。。。
ソフトグランドの作品はまた後日ご紹介します。

ハードグランド(乾燥して固化すると触ってもべたつかない防蝕剤)を使ったエッチング(<10/26>を併せてどうぞ)より、ソフトグランドが繊細なのでトラブルが起きやすいですが、
慎重に行えば柔らかいタッチの表情がみせれる作品となります。

この授業のもう一人の担当
熊谷 誠先生(非常勤)
コラグラフに引き続き
よろしくお願いします!

2009年10月26日月曜日

銅の版面は。*美しい*。゜

◇2回生・銅版画基礎が始まってます◇

版の下準備

銅板切った後、プレートマークを作ります
銅板の周りを金ヤスリで斜めに削る

そして版全面をピカール(金属磨き)磨きます*
(時にピカールの前にペーパーヤスリで、銅板の傷を消してから磨くとよりキレイな版になります)
※この磨き作用で顔が映るくらいにしておくと刷りの時、余分なインクを拭取りやすく、描画部分以外がきれいにぬけてくれます。

プレートマーク:刷り上がった時に銅版画の周りに見える少しくぼんだ部分。
丁寧に作れば、イメージをいっそう美しくみせてくれる銅版画特有のものです。

↑みんな一生懸命磨いてますね↑


゜。☆*ピッカピカ*☆。゜

イメージを描く
エッチングの場合、金属に描いたイメージを酸で溶かし、凹んだ所にインクを詰めて刷る腐食法です。
インクをつけたい部分だけを溶かすために最初に版全面にグランド(防蝕剤)を塗ります

イメージをニードル(針)で描いていきます
銅板の色が見える位グランドを剥がすという具合です。

茶色く見えてるところがグランド
右の道具がニードル

担当お二人の先生。
お一人は黒木 美希 先生(非常勤)
よろしくお願いします!

2009年10月14日水曜日

いよいよ来週は合評会

1回生・コラグラフの授業では、並行してドライポイントにも取り組んでます★

以前(9/15)にもご紹介しましたが、
ドライポイントで使うニードル(針)は自分用に作ります

針の太さ尖り具合長さ持ち手など、使いやすいように(+かっこよく?)しました◎

ドライポイントは銅板にニードル等で直接、引っかくようにしてイメージを作る技法です。(銅板を腐食させません)

刷り方はエッチング、コラグラフと同じく、
一度インクをのせ(これはローラーを使ってます)

余分なインクを大まかに寒冷紗で拭取り、
更にロール紙で丁寧に拭取ります。

エッチングプレス機で刷る。

引っかくように描くため、線と言っても銅板が少しえぐれた状態になり、
そのえぐれた部分にもインクがつくので、刷った時にえぐれた部分にあったインクが引っかいた線とともに写しとられ線がにじんだような表情をもつのが特徴です。

また、この授業ではコラグラフの個人制作グループ制作もしています。

●ミーティング中●
どんなものになるの?

大きめの作品ですね

卵!
意外と硬くできてました◎
恐竜の卵だそうです。完成が楽しみ〜♪♬*

2009年9月15日火曜日

道具も版も

1回生の後期最初の授業は“コラグラフ
コラグラフ:「コラージュ」する版画というような意味で、版となる素材に色んな物(紙、布、糸、針金etc.)を張り付けたりして凹凸をつくりそれを刷るというもの。
ボンドやニス、ジェッソ(地塗り剤)などを筆で塗った部分もイメージになり、
ニードル等でキズをつけてイメージを作る事もできます。
版面の凹凸両方にインクをつけて刷ることができます☆
(ただ、あまり厚みがあるもの刷りにくい&プレス機に通す場合は機械を傷めてしまうのでほどほどが良いです)

作った版にインクをつけて刷る。次は構成を変え、色も変えて刷る。
というような流れで制作を進めるので一つしかできない版画となります。

また京都精華大学版画コースでは環境を考えて
主に使用する版をオフセット印刷の使用済みアルミプレートを使ってます。
<リサイクル版画とも呼んでます>

▲初日のレクチャー風景

さらに授業ではニードル(針)を自分用にオリジナルニードルを作ります。
木材を切り、針をくっ付けて(糸を巻き付ける)個々が使いやすいものとなります♪

それからコラグラフだけでなく、ドライポイント(銅版画:イメージを版にニードル等で直接引っかくようにして作る技法)も行うため、
手前、奥の学生はそれ用の銅板を下準備してます。
(四辺を金ヤスリや専用の道具で磨く
このあと版面も少し磨きます

▲版を作る時、アルミプレートなのでハサミやカッターで自由な形に切ることができます。

担当熊谷 誠先生(非常勤)
今年もよろしくお願いします!