2008年10月7日火曜日

刷りの様子をお届け

以前紹介した製版作業の後に刷りの行程に入ります。
ここでようやく「水なし」の由来となる話になります。
平版と言えば他にリトグラフがありますが、これは水と油の反発生を利用した方法なので刷りの時には油性インクと水が不可欠です。
しかし水なし平版はシリコン(版)と(インク)の反発生を利用するので水はいらず、油性インクのついたローラを転がすだけで版にインクをつけることができます。リトグラフに比べると刷り作業の時に描画部分以外に汚れがつきにくいので刷りやすい。インクはエコピュアと呼ばれる専用のものを使います。主成分が大豆油なのでとってもエコロジーです

●リトグラフと同じプレス機を使います。
版、紙、あて紙、チンパン(合成樹脂の一種)をセットし、スキージ(上に付いてる合成樹脂の道具)に滑りを良くするためにグリス(油)をつけてます。

電動プレス機なのでラクチンです

刷れました
この後も何枚も刷ることができます