◆裏摺技法◆
水性木版画の技法のひとつ。
通常水性木版はこのように↓墨(デモ用なので分かりやすいように黒い絵の具を使ってます)を摺った方が表となる訳ですが、これを裏返しにして見える絵が表面となるのです。
和紙を通して墨の滲みがキレイに見せれます。
版木に引っ掻くように彫刻刀でイメージを作ってみたら・・・
まくれた木が吸い込んだ墨が点の滲みとなり、それと線とが合わさった表情が見えてきます。
手摺なので、版木が同じでも、圧力の入れ方によって見え方が変えれます。
上と下では摺りが違いますよね。↓↓
裏摺法は全体が水性木版。それに、この技法を部分的に取り入れられた作品となる事が多いと思います。
↑牧野先生が頬にあててるのがバレン(竹製)ですが、ナゼあててるでしょう!?
答えは明日。