2008年9月22日月曜日

池崎義男レクチャー&ワークショップ

今日と明日の二日間に渡って、アートセンターカレッジオブデザイン(アメリカ)の教授である池崎義男先生にお越し頂き、レクチャーとワークショップを開催しています。
池崎先生は和紙と墨を素材にして、平面、立体を展開されている造形作家です。
←池崎義男先生
◆初日はレクチャー。以下のような内容でした。
アメリカで大学、大学院生活を送る。卒業してからもアメリカでいろいろな素材と関わりを持ち、
和紙と墨の魅力に惹かれ竹をモチーフに制作するが、素材収集の難しさに直面する。
もう一度日本でやり直そうと決意し、故郷である北九州に帰国。
職人さんの元で紙漉きについて6年間研究し、後に紙を教える立場となる。
現在では日米を行き来し、作品を発表、展開している。


池崎先生の講義をお聴きしていると、長年アメリカで生活されている中で自分が東洋人であることを自覚していき日本人である喜びに気づいていく、といった印象を受けました。
また、池崎先生は気になった言葉をメモされる習慣を持たれていて、今まで収集されてきた言葉を教えて下さいましたが、素材との関わりを超えて、哲学的な考えも作品に浸透していることが伺えました。

↑持って来て下さった資料をみてます。

↑レクチャーの後半、先生の作品と紙を使った作品など沢山の参考資料を紹介して頂きました。

↑質疑応答中。学生の質問に丁寧に答えて下さいました。
明日はいよいよワークショップです。
和紙の美しさを実感する機会になると思います!またその様子もUPします。
池崎先生のホームページhttp://sandostudio.com/index.html