今日は以前新聞記事でもご紹介した平井恭子さん(6期生)に『卒業生トーク』をしに来て頂きました。
トークといっても平井さんは木版画の摺師さんなので、今回、浮世絵を1枚刷り上げる様子を見せて頂きました。技術面の話と普段の仕事の話や摺師になったきっかけなどもお話ししてもらいました。
職人と呼ばれる方はどの分野も減少傾向になってますが木版画の職人さんは東京と京都しかなく女性の摺師さんは全国でも4、5人で平井さんのように10年以上続けてる方は本当に貴重です。
こんなに真近で見れる機会はなかなかないのでみんな熱心に見てました。
浮世絵は主版(絵全体の輪郭となる版。<墨>)から摺り→色版(薄い色から順番に)→最後は印でフィニッシュ。今日デモンストレーションしてもらった作品は全部で15版でした。
↑1枚目の版に色をのせてる平井さん
↓摺りに使う刷毛
最後の方に海の部分を摺るのですが<藍>が入る時は他の色版よりも緊張されてました。
左奥ができたてホヤホヤの作品。手前はこれまで平井さんが作られてきた作品群。
平井さん、ありがとうございました。